忘備録

なんかいろいろ

何一つ参考にならない八ヶ岳南部(仮)歩き

8月28日(金)~8月29日(土)にかけて長野県中央に位置する八ヶ岳、その南側を歩いてきました。

 

八ヶ岳とは特定の1山のことを指しているのではなく、あの辺の高い山全体をさしています。〇〇アルプスとかと一緒ですね。

今回はそんな八ヶ岳の中でも、特にこいつら!みたいなメンバーが揃ってる南側を歩・・・こうと思ったのですが、体力的な懸念があったため、短縮した形で歩いてきました。

 

想定通り、冬とコロナ禍を経てクッソ貧弱になった脚に鞭を打ちながら歩く羽目になったのでこれでよかったと思います。 

 

【ルート】

前置き通り八ヶ岳の南部を歩きます。山と高原地図をお持ちの方ならば付属の冊子に同様のルートの記載があり。ただし、前述の通り横岳以降はカットします。

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google mapより

【本編】

〈一日目〉

am5:30 観音平

無料駐車場があります。ついてから二時間ほど寝ていました。

実は最寄り駅から観音平まで公共交通機関が通っておらず、尚且つ結構な距離があります。ソロ縦走の方は注意しましょう。

 

am7:30 登山開始

観音平には登山届提出口があります。必ず提出しましょう。(無敗)

この時点で頭上にはかなりぶ厚めの雲がかかっておりました。A判定ェ 

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始めの方は平坦なのですが、ちょっと行くと岩がごろごろし始めてきます。

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2時間程度歩いて押手川分岐につく頃には一寸先はガスの状態。山頂が雲から顔を出してるという淡い期待を抱きつつ、編笠山に歩を進めます。

 

am9:45 編笠山

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ワーキレイダナー

頂上直前が急登になっており、体力を削られました。

早くも息が上がっており先行きの不安を感じさせます。

 

am10:15  青年小屋

営業している様子はありませんでした。コロナかな

このあたりから雨が無視できないくらいになってきました。

 

am11:25 権現岳

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天気が好転せず、視界が悪化してきたため、「なんかデカい登りが突然出てきた」といった状態が連続します。心が折れかけますが、滑落しない程度に頑張りましょう。

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権現岳から赤岳方面へ。先が見えず、かつ濡れてる中で長いはしごを下るので注意が必要です。

 

pm13:00 キレット小屋

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いくつかアップダウンのある、長い稜線を一時間半ほど歩き、最後に大きく下るとキレット小屋があります。天気は・・・。

こちらもコロナの影響で今年は営業中止みたいです。

 

pm13:50 真教寺分岐直下

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上から見下ろしながら撮ってます。

鎖!デカ傾斜!浮石!掴む岩/乗る岩はよく厳選しましょう。

 

pm14:45 赤岳山頂

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ウ、ウワースゴクキレイダー

とりあえずお参りしました。Twitterで神社がニセモノ~みたいなツイートを見た記憶があるんですけど実際どうなんでしょうか。

 

pm15:30 赤岳天望荘

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本日のお宿です。奮発しました。晩御飯つき13500円なーり

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晩御飯。手羽先の肉が柔らかく、すごくおいしい。普段見ない茎野菜の入った(山菜?)炊き込みご飯やてんぷらも美味でした。ここほんとに山なんです?

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夕暮れ時には雲がところどころ引いており、日が落ちるさまを感じることができました。この時間が最高なんよね。

 

pm19:30 入眠

 

〈二日目〉

am4:00 起床

 山頂日の出が5:15とのことなので、登る準備をします。ありとあらゆるポケットに行動食と飲料を詰め込み、メットとヘッドライトと身一つで殴りこむパワープレイ。

肝心の天気はというと、起床時、満天の星空に包まれていたので、もう登る前からワクワクが止まりませんでした。

 

am4:50 赤岳山頂

ゆったり登ってきました。

この時点で頂上には滅茶苦茶いい感じのお兄さんと外国人数名のグループがおり、流石だなぁとか思ってました。

滅茶苦茶いい感じのお兄さんに関しては、am3:30には頂上におり星空撮ったり朝食を作ってしていたという猛者っぷり。プロ?

さて肝心の眺望ですが・・・

 

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めっっっっちゃ綺麗。

昨日歩いてきた道やそこから見えたはずの南アルプスの山々だけでなく、360度のすべてがくっきりと見えました。登ってよかった。

 

am6:00 天望荘

帰還。

実はこの後硫黄岳の方に行こうか最後まで悩んでいたのですが、観音平⇔甲斐小泉駅 を歩かなければならないため、下山を決意。

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赤岳天望荘のスタッフの皆様、ありがとうございました。

 

am7:30 行者小屋

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ここで最後まで貯蔵していた朝食用豚汁と行動食を食べます。美味しい。

天気のよさそうなこの土日に赤岳周辺を登ろうと、朝からたくさんのテント泊客で賑わっておりました。一時間ほどぼーっとしたり、これから登る方とお話ししたりしていました。

 

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南沢ルートから美濃戸口の方へと下山。

美濃戸山荘=バス停ではなく、かつその間はダッシュするにはきついくらいの距離があるので気を付けましょう。(一敗)

 

蛇足 甲斐小泉駅~観音平

甲斐小泉

 茅野駅から一回の乗り換えを経て観音平最寄り駅です。

ちなみにここから観音平まではgoogle map上だと9.5km、ネットでタクシー料金を調べたところ7000円くらい?みたいです。勿論、天望荘で奮発している私にそんな余裕はありません。

 

半分くらいは公道に沿って歩きます。

八ヶ岳高原ラインに出たら山と高原地図を開き、三ッ頭登山口から観音平を目指して登りましょう。

 (別に公道に沿ったまんまでもあんま変わんないです。)

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総行程は2時間半程度ですが、三ッ頭登山口からのルートはびっくりするくらい人気がなく、霊的な意味で非常に怖いです。要除霊。

 

いよいよ脚がガタガタになりつつも無事下(下?)山。

米津の新譜を聴きつつ帰宅しました。

 

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若干天候に恵まれない部分はありましたが、始めて赤岳に登れて、かつ無事に下山ができて本当に良かったです。

二日目の朝に見た眺望がほんとによかった。

次回は行者小屋か赤岳鉱泉にテントを張ってみたいですね。